パソコンは、耐用年数等省令別表第一「器具及び備品」の「2 事務機器及び通信機器」の「電子計算機」の「パーソナルコンピュータ」ですので、4年を適用します。
パソコンの耐用年数はどうなっているのかについてですが、従来、電子計算機の耐用年数は一律6年とされていましたが、平成13年の改正で次のようになりました。
(1) パーソナルコンピュータ(サーバー用は除きます。) 4年
(2) @以外の電子計算機※ 5年
※(2)は、ワークステーション、ミッドレンジコンピュータ、汎用コンピュータ(メインフレーム)、パソコンサーバなどです。
電子計算機の耐用年数の具体的な区分
法律上、パソコンやサーバの定義はありませんので、電子計算機は社会通念上の判断に従って次のように区分されているようです。以下は、安価なものから順に並べています。
・パーソナルコンピュータ(PC)・・・4年
○多機能、コスト重視
○ユーザーの趣味や仕事などの多様なニーズ(ゲーム、音楽、家計簿など)に応じられるように、機能が多く盛り込まれている。
・ワークステーション(WS)・・・5年
○性能重視
○研究、開発、画像処理、事務処理など機能の多さよりも、性能の高さを求められる用途(システムの構築目的に特化したソフトを登載したもの)に使用される。
・サーバー・・・5年
○信頼性、稼働率、耐久性重視
○ネットワークに繋がった個々のコンピュータ(クライアント)に対してサービスを提供する。
○ネットワークでの通信制御や、ホームページを提供するためのWebサーバーなど、様々な用途に使用される。
○システムダウンや故障などによるサービスの停止が許されないことが多く、信頼性が重視される。
・ミッドレンジコンピューター・・・5年
○メインフレームPC、WSの間に位置
○ネットワークをベースにしたサーバーシステムでサーバー機として利用されることを前提にしている。
・汎用コンピュータ(メインフレーム)・・・5年
○データ容量、処理速度、耐久性重視
○膨大なデータを集中して処理することが多いため、扱えるデータ量や処理速度などが求められる。また、サーバーと同様、信頼性や稼働率なども重視されます。
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