確定申告で延納の申請をし利子税を納めた場合、具体的に必要経費はいくらになるか:アンシン・マネジメント
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確定申告で延納の申請をし利子税を納めた場合、具体的に必要経費はいくらになるか


確定申告で延納の申請をし利子税を納めた場合、具体的に必要経費はいくらになるかについて

(具体例)

私の昨年の所得納税額等は次のとおりです。

  • 配当所得金額        100,000円
  • 事業所得金額       5,000,000円
  • 給与所得金額       3,000,000円
  • 総合譲渡所得金額     △200,000円
  • 総所得金額        7,000,000円
  • 延納税額          300,000円
  • 利子税額           2,000円

この利子税の必要経費算入額はいくらになりますか?

アドバイス

利子税のうち、1,960円が事業所得の必要経費になります。

必要経費にできない税金について

次のものは、原則として、必要経費にはできません。

  • 附帯税(延滞税、利子税、過少申告加算税、無申告加算税、不納付加算税、重加算税)
  • 印紙税法による過怠税
  • 地方税法による延滞金、過少申告加算金、不申告加算金、重加算金

ただし、不動産所得、事業所得、山林所得を得ている事業者が、確定申告税額の延納により納付した利子税は、次の算式によって計算した金額が、納付した年分の必要経費になります。

(算式)
  利子税額 ×  A
  A=(不動産所得+事業所得+山林所得)÷(各種所得の合計−給与所得−退職所得)

※分母の所得は黒字の金額です。また、長期保有資産の譲渡所得の金額や一時所得の金額は、特別控除額を控除した金額の2分の1の金額です。また、措置法の適用を受ける長期譲渡所得は、特別控除後の金額です。
※計算上生じる端数は、小数点以下2位まで算出し、3位以下を切り上げます。

質問の場合、具体的には次のようになります。
2,000 × 0.98 =1,960円
5,000,000÷(100,000+5,000,000)=0.98

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