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貸し渋り・貸し剥がし対策：「企業格付け」アップ作戦！ Ｑ＆Ａ
３. 企業格付けアップ作戦！
Q01. 中小企業にとって、なぜ「格付け」が大切なのですか？（2003.11.30）
■「格付けアップ作戦」の目指すものとは？
デフレ経済のもとでは、何もしないとさらに経営状態が悪くなっていく傾向にあります。中小企業の場合、経営基盤が十分でないために、外部環境の変化などがすぐに売上や利益に影響し、財務内容を悪化させるケースが少なくありません。
特に、会社の血液である資金繰りの悪化は経営の根幹にかかわってきます。
中小企業の場合、資金調達は金融機関からの借入に頼っている部分がほとんどです。そして、その融資審査の決め手になるのが、金融機関が行う「企業格付け」なのです。
ですから、この「企業格付け」を引き上げる数値目標を設定して、毎月経営をチェックしていくことが、企業の体質改善に非常に有効な手段であると考えられるのです。
■「格付けアップ作戦」とは何ですか？
通常の財務データだけでは判断できない総合的な企業評価、つまり、銀行が行っている企業格付け（定量要因と定性要因）をよく知り、その向上に向けて企業の体質改善を行うことです。
具体的には、自社の格付けを把握し、経営改善計画を作成して格付けアップを図り、健全企業にしていくことです。
■経営改善の流れ（一例）
- 自社の企業格付けを把握
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- 経営改善計画を作成（いかにして黒字へ転換するのか、いかにして債務超過をなくすのか、いかにしてキャッシュフローを確保するのか、の観点が重要です！）
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- 改善策の実行
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- 企業格付けの評価基準でたえずチェックする
↓
- 健康な企業に回復
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