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貸し渋り・貸し剥がし対策:「企業格付け」アップ作戦! Q&A
3. 企業格付けアップ作戦!
Q5. 財務評価以外では、どのような点が「格付け」に影響するのですか?(2003.12.7)
以前にも書きましたけど、「格付け」では財務評価に力点が置かれているので、非財務評価の占める割合は少ないのが現状です。
けれども、定性要因は、金融機関担当者の主眼で左右されがちです。
ですから、定性要因について、「格付け」の改善という観点から経営改善に取り組み、その事実を金融機関担当者に説明し納得してもらうことは、とても重要だと考えられます。
■できるところからすぐに取り組むことが重要です!
非財務評価(定性要因)については、改善が可能な項目については、すぐにでも取りかかることが重要です。
○「格付け」改善のポイント5!
- 経営理念・・・経営理念を提示しましょう。
- 経営計画・・・経営計画を作成しましょう。(社長が経営に前向きである証拠です)
- 社員教育・・・
a.社員の電話対応、挨拶などのマナーを教育しましょう。
b.会社の雰囲気がよい、従業員の質が高いという企業風土を作り上げましょう。
c.資格取得の奨励を行いましょう。
- 後継者の育成等・・・高年齢の経営者は、後継者を育成し、後継者の確定を早めましょう。
- その他・・・民間信用調査会社などに資料を提供するなど、きちんと対応しましょう。
■ネガティブチェックに該当しないように注意しましょう!
金融機関によっては、定性要因における、要注意事項の評価としてネガティブチェックが設けられていることがあります。これらの事項に該当すると原点になりますんで注意しましょう。
(一例)
- 資金使途違反がある
- 中小企業倒産防止共済に加入していない
- 資料の信憑性が薄い
- 主要取引先が変更になった
- 経理担当者が不在がちまたは急に交代した
※ネガティブチェックは20〜30項目あり、その重要度によって3段階程度に分けられている場合があります。 |
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